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できもの-なび♪ではイラスト図解付きで、アテロームの治療法をわかりやすく解説しています。

◆アテロームの治療法〜できもの-なび♪(もくじ)

◆アテロームとは?

 アテロームとは、しこり状の皮膚の塊のような形状をしている腫瘍の総称です。
 日本では「粉瘤」、海外では「アテローマ」とも呼ばれています。
 アテロームは、皮膚の角質や皮脂(ひし)が皮膚の内部に溜まってしまう事で発生します。

 本来、人間に限らず動物の皮膚は、新陳代謝とともに、毎日「皮膚の角質」や「皮脂」が剥がれ、新しい皮膚が生まれてきます。
 これらの剥がれ落ちるはずの角質や皮膚が、皮膚の内部に留まってしまったものがアテロームです。

◆アテロームの特徴について

 アテロームって角質や皮脂が溜まったものだったのね。
 このアテロームが一度出来てしまうと、皮膚の角質や皮脂は新陳代謝の度に皮膚の内部の袋に溜まっていってしまうんですって。
 だからね、どんどんアテロームは大きくなっていってしまうんです。

 大きさは平均的に数ミリから5センチ程度まで
 結構大きく成長してしまうこともあるのね。
 尚、このアテロームは大きく成長し過ぎると、皮膚の表面がやぶれてしまうこともあり
●悪臭の伴うどろ〜りとした液体
 が出てくる事もあるそうです。
 アテロームを目で見極めるポイントは、アテロームの特徴である
●しこりの中心部分に黒い点が見えるかどうか?
 ここがポイント!
 皮膚が破ける時は、この黒い部分が開口部となって、どろ〜りとした内容物が出てくるのだそうです。

アテロームの見た目の特徴【イラスト図】

◆アテロームの危険性について

 アテロームは、そのほとんどが良性の腫瘍です。
 腫瘍と聞くと、恐ろしいイメージを抱く方も多いですが、腫瘍には「良性腫瘍」と「悪性腫瘍」があります。
 悪性腫瘍の場合は、がん細胞などに発展するケースも多くありますが、アテロームの場合はその心配はほとんど必要ありません。

◆アテロームの治療法について

 アテロームの治療法では、薬による治療と手術による治療が行われるのが基本です。
 皮膚の内部で炎症が発生している場合は、内服薬として
●抗生物質
 の投与を行います。

 まだ、アテロームが小さな状態の場合は、薬物療法で症状の経過を確認します。
 しかし、すでにアテロームが大きく成長してしまっている場合は、手術によってアテロームを取り除く治療を行うケースもあります。
 アテロームは基本的に良性腫瘍ですから、手術が絶対条件ではありませんが、
●痛みが強い場合
●激しい炎症が確認される場合
 は皮膚を切開し、まず溜まった内容物を取り除きます。
 尚、炎症も痛みも、まだほとんど発生していない段階では、切除手術によってアテロームそのものを取り除く手術を行われるケースもあります。